もみほぐし業界の良いところ、悪いところ
今回は業界未経験の方が面接に来た時に伝えている
もみほぐし業界の良いところ、悪いところを書いていこうと思います。
これは自分用のメモでもあります。
良いところ
- 働く時間に融通が利き、Wワーク、副業にしやすい
- 業界全体的に人手不足が深刻。全国主要都市であれば、比較的にすぐ就業できるので、一度習得すれば一生の技術となる
- 身体への知識が深まり、自身の健康にも繋がる
- (自身がまだ若い場合)お客さまや同僚に年配の方が多い為、その年代の方と仲良くなるスキル、話術が身につくことがある
- 独立して自分の店を持てる可能性が出てくる。開業資金も少ない
- 仕事でチームワークが少なく、自己完結型の仕事が好きな人に向いている
- 良い仕事をすれば、お客さんが「ありがとう」と言ってくれる。「人のお役に立つ」自己肯定感で満たされる
- 努力した分、必ず結果が返ってくる
- 温浴施設内の店舗の場合、まかないや、業後お風呂に入ることができる場合がある
太字で書いた部分が特に響く人は、この業界に向いている人かと思ってます。
僕は22歳からいろんな仕事を1社1年~3年くらいの期間で転々としましたが、
唯一長続きしているのがこのもみほぐしというお仕事です。
この太字3項目、特に「努力した分、必ず結果が返ってくる」が
やりがいに繋がっていると強く感じます。
勿論、サボった分もモロに返ってきます。
いろんな職場で努力し結果も残したつもりですが、
年功序列だとか、周りの空気を読めだとか、
仕事をしない人に足を引っ張られたりだとか・・・
いくら効率化して仕事を早く終わるような仕組みを作っても、
仕事をどんどん積まれ、人の10倍くらい仕事しても
早く帰る人は悪、頑張ってるフリをする人が良、と評価される企業が多く疲弊しました。
もみほぐし業界はこれが全く無いとは言い切れませんが、少ない気がします。
話がそれましたが・・・
悪いところ
- スタートアップの収入がきつい。未経験者が研修から始めると、研修期間は交通費もでず無給のところが多い。店舗によっては研修費を徴収するところもある
- 誤った施術をすると、指や身体を痛めることがある
- 指名がとれないと売上が安定しない ※勤務する店舗による
- 新規オープンのお店でない場合、既存のお客さんが先輩の指名であることが多かったり、研修上がりのスタッフを敬遠されたり、順番が回って来にくい ※先輩の配慮にもよる
- 同僚が金にがめついと、嫌な思いをすることがある
- 暇な時間や、一人の時間が耐えられない人には向いていない
- すぐに結果が出ない。すぐにお金が必要な人には向いていない
- 両拇指が育つまで(親指が自重の圧に耐えられるような強度になるまで)半年、ないし1年くらいはかかると思われる。両拇指が育っていないと強圧希望のお客さんを満足させることが難しい
- 法的にグレーな業界なので法改正が入ったり(国家資格が必要になったり)すると、業界全体が潰れる可能性がある
悪いところの太字、店舗によりますが、めちゃくちゃ暇な時もあります。
「すぐに高収入!」みたいな人も店舗を乱します。
無給かつ、暇でも発狂しない資質が必要です。
自分の技術にもよりますが、入店から早くて3ヶ月、
通常は半年から1年くらい、結果が出てくるのに時間がかかります。
最低限のことをしていたら(掃除とか店頭挨拶とか)
暇な時に携帯を触ったり、自由にしててよいか確認した方がいいと思います。
受付も立った方が良い人と、立たない方が良い人がいると思うと自分理論を伝えます。
僕の店舗はお客さんにさえ嫌な思いをさせなければ
自由にしてくれたらいいと思っています。
施術者が心身共に健康でないと良い仕事はできません。
専業でやってると だいたい家より店舗に居る時間の方が長いですからね。
Wi-Fiないと死んじゃう。。